福島空港とタイ・バンコクの間で来年2~4月、タイの格安航空会社(LCC)の「タイ・エアアジアX」がチャーター便34便を運航することが決まった。
福島―タイのチャーター便は2005年11月以来の運航で、連続便は初めて。県は期間中に約6400人の来県を見込んでいる。
同空港の本年度の国際チャーター便は、今回決まったタイ便や、20日に第1便が到着したベトナム便に加え、台湾からの連続チャーター便が200便弱に上る予定で、開港以来最多となる見通しだ。
タイやベトナムなど東南アジアは経済発展に伴い、日本への旅行に対する関心が高まっている。県によると、タイでは桜と雪が楽しめる観光地の人気が高い。昨年は震災前の10倍を超える約1万8千人が本県を訪れている。スキー場や花の名所が多い本県の認知度が高まれば、入り込みが飛躍的に伸びる可能性がある。
チャーター便がさらに増えるよう、県は各国の旅行会社などに対する働き掛けを強めてほしい。
県は同空港の利用拡大に向けて、栃木県に目を向けている。本県と東京都、茨城、栃木の両県を結ぶ広域観光ルート「ダイヤモンドルート」を前面に押し出して外国人観光客の誘致を進めている。東京を除く3県の中で特に人気が高いのが、日光東照宮など世界遺産の社寺を擁する栃木県日光エリアだ。日光市の昨年の外国人宿泊者数は約9万3千人に上っている。
県によると、大阪などを訪れた外国人が、東北などを観光する際に同空港への路線を利用するケースが増えているとの分析がある。
県は、栃木県と連携し、同空港が日光から最も近い空港で、定額の乗り合いタクシーなどのサービスがあることをPRし、需要を掘り起こす取り組みを進めてほしい。
同空港の4~9月の乗降客数は前年同期比9.0%増の14万6412人だった。乗降客のうち9割は国内線の利用だ。国内線は空港を安定して運営していく上で重要な基盤だ。
大阪便は、ビジネス利用を増やすことが長年の課題だ。県内企業に協力を求めるなどの取り組みを続けていくことが求められる。
札幌便は春から秋の搭乗率は好調なものの、冬の搭乗率が低い傾向がある。札幌便は福島空港に到着した大阪便の機体をそのまま使用するため、航空会社は大阪―福島―札幌を1路線として採算をみている。大阪、札幌両路線の継続に向け、県には冬の札幌便の需要を増やすための効果的な工夫が求められる。
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November 24, 2019 at 07:22AM
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【11月24日付社説】空港の利用拡大/需要の掘り起こしが重要だ - 福島民友
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