県内のインフルエンザの患者数が注意報レベルの1医療機関当たり10人を超えた。今後さらに流行が拡大していく可能性がある。
県によると、今シーズンは注意報レベルとなったのが過去10年で最も早い。16~22日の患者数は前年同期の10倍超の2172人に上る。現在は冬休みに入ったものの、公立小中学校、高校の学級閉鎖は20日現在で15校の20学級あった。
インフルエンザは、感染力が強く、38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの症状が出る。子どもはインフルエンザから急性脳症、高齢者は肺炎などが重症化する恐れがある。自分自身に加え、家族など周囲の人も感染しないよう、注意を促し合うことが大切だ。
インフルエンザは接触や、人のせきやくしゃみ、会話中のしぶきなどを通じて感染する。ウイルスはドアノブやつり革にも付着しており、手を通じて、口に入る可能性がある。手洗いをまめに行うことが予防の基本だ。空気が乾燥すると、気道粘膜のウイルスを防ぐ機能が低下する。室内の湿度を50~60%に保つよう心掛けたい。
年末年始は外出や人が集まる機会が増える。マスク着用で、ウイルスから身を守ることが大切だ。
インフルエンザは体の抵抗力が落ちると発症しやすくなる。正月休みは生活サイクルが乱れがちになる。十分な睡眠、バランスの取れた食事を取るよう、普段以上に注意を払うことが求められる。
ワクチン接種は、発症した際の重症化を防ぐ効果が期待できる。ワクチン接種から免疫ができるまでには3週間程度かかる。流行が例年より早いため、ワクチンの接種を早めに済ませたほうが良い。
65歳以上の人は発症すると重症化しやすいため、接種費用の補助が受けられるようになっている。各市町村などで確認して接種を受けるようにしてほしい。
厚生労働省によると、インフルエンザのワクチンは、麻疹や風疹のワクチンに比べ、発症を抑える効果は限定的とされる。ワクチンを接種した場合も、感染を防ぐ対策は徹底したい。
インフルエンザとみられる症状が出た場合は、治療に加え、感染を広げないことが重要だ。早めに医療機関を受診し、感染が分かったら、不要な外出や登校、出勤を避けなければならない。
インフルエンザにかかった未成年者が、薬の服用にかかわらず、急に走りだすなどの異常行動を起こす事例がある。自宅で療養する場合、治療開始から少なくとも2日間は、未成年者が一人にならないよう注意が必要だ。
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December 26, 2019 at 06:40AM
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【12月26日付社説】インフル注意報/一人一人感染防ぐ心掛けを - 福島民友
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