「横手産りんご使用」と袋に記されているのが目を引く。秋田市旭北栄町の老舗菓子店「ぜんげつ堂」の「りんごタルト」だ
▼生地がぱりっとしていて、一口食べるとリンゴやクリームの混じり合った程よい甘さが広がる。店頭のほかスーパーや秋田空港の土産物売り場に並び、ネット販売も含め人気がある
▼考案したのは店の5代目遠藤善衛さん(50)。傷が付いたり変形したりしたため出荷できず、廃棄されるリンゴは相当数に上る。30年近く前、異業種が集う会合で偶然知り合った横手市平鹿町の農家國安弘美さん(54)からそんな話を聞かされ、有効活用するため、煮てタルトにすることを思い立った
▼國安さんが手掛けるリンゴは県内主力品種の「ふじ」。他の品種に比べて蜜が多いが、その分熟するのが早く、熱を加えると煮崩れしやすいのがネックだった。遠藤さんは試行錯誤を重ね、この弱点を克服。1995年に発売にこぎ着けた
▼菓子の材料にリンゴを使おうと決めたのは、県内で有名な横手のリンゴが全国的にはあまり知られていないということもあった。「蜜たっぷりのふじの特長を生かしたタルトを通じて、リンゴ産地である横手の存在をもっと多くの人に知ってもらいたいと思った」と遠藤さんは語る
▼秋に収穫されたふじを冬から春にかけて順次加工。冷凍保存もして通年販売している。発売から25年。もうロングセラーと言っていいかもしれない。「秋田の食」の魅力発信に一役買っている。
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January 27, 2020 at 07:26AM
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北斗星(1月27日付) - 秋田魁新報
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