この2日に亡くなった脚本家の上原正三さんの代表作は、特撮テレビ番組「帰ってきたウルトラマン」(1971~72年)だ。子ども向けのドラマながら差別や公害などの問題に切り込む社会性が特徴だった
▼ある回では、東北の気候を改善するためとして、奥羽山脈を新兵器で爆破する計画が出てきた。山脈がなくなれば日本海側は雪から解放され、温暖な気候になると説明していた。結局、計画は遂行されなかった
▼県内は今冬、記録的な少雪である。約50年前の特撮番組の中のとんでもない計画が実現したのかと思うほどだ。この暖冬は偏西風が例年より北に蛇行し、雪を降らせる寒気の南下を妨げているためだという。雪かきの必要がない一方で、スキー大会や雪祭りの中止、縮小が相次ぐ
▼豪雪地の横手市も雪不足が深刻だ。小正月行事「かまくら」のために市外から雪を調達した。市中心部の河原などに設ける数千個のミニかまくらは例年、メインのかまくらに劣らない人気だが、今年は中止。ろうそくの灯が雪に映える幻想的な光景が見られないのは寂しい
▼県内では近年、少雪とは逆に、記録破りの豪雪に見舞われた冬もあって、両極端だと感じる。いずれも地球温暖化の影響が指摘されている
▼ウルトラマンのドラマの話とはいえ、奥羽山脈を爆破する計画が出てくるほどに、かつては北国の悩みは大雪だと思われていたのだろう。ただ、暖冬が続けば支障もある。何事もほどほどがいいということか。
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January 24, 2020 at 07:01AM
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北斗星(1月24日付) - 秋田魁新報
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