「秋田に出張したら駅がキレイになっていました」。20年ほど前に転勤で本県暮らしをしていた知人からの年賀状に、そんな添え書きがあった。本県を離れた後も各地を転勤。今は都内に居を構え、久々に来県したらしい
▼それを見て、ある詩の一節を思い出した。「秋田駅前からのバスは/およそ30路線あるという/年々乗降客は減るばかりで/かっての賑わいはない/(中略)新装の乗り場は 木の香り/田舎の空気を 少しは感じるが/寒いときは 寒い/(後略)」。作者は秋田市の詩人・山形一至さん(故人)。2017年、本紙の「あきたの賦(うた)」に発表した「バスターミナル」だ
▼ターミナルが秋田杉製にリニューアルされたのは13年秋。きれいにはなったものの、何だか周囲から浮いているような印象だった。17年春にJR秋田駅舎が一新され、こちらも秋田杉をふんだんに使った待合室などができると、ようやく違和感がなくなった
▼駅前通りの公示地価と路線価は昨年、27年ぶりに上昇した。駅舎やバスターミナル以外にも、新文化施設やマンション、スポーツ施設の建設が続いており、活性化に期待が高まる
▼駅前は今も昔も街の顔だが、放っておいてもにぎわうわけではない。地方では特に、再開発を進めるなど丁寧に手を入れなければ寂れてしまう
▼正月に帰省した家族を見送るために訪れた秋田駅は以前より活気があった。駅周辺一帯の魅力が増すことで、さらに人が集まる場になればと思う。
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January 11, 2020 at 07:02AM
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北斗星(1月11日付) - 秋田魁新報
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