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【2月14日付社説】韓国ポスター問題/風評の助長に厳しく抗議を - 福島民友

 いわれない風評被害を助長するような誤った表現や主張には、厳重に抗議することが重要だ。

 東京五輪を巡り、韓国の民間団体「VANK(バンク)」などが、防護服を着た聖火ランナーが走る姿を描いたポスターを作製した。東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質の危険があると強調するようなデザインで、外務省によれば一時、在韓日本大使館の建設予定地に貼り出していたことが確認されている。

 「復興五輪」をやゆするような表現に、自民党県連が「強い憤りを禁じ得ない」として国に対応を求めた。外務省はすでに韓国政府に懸念を伝えているが、同国内でのこのような動きは初めてではない。昨年9月には、同国与党の「共に民主党」が、実態とは異なる「日本放射能汚染地図」を公表した事例があった。

 国は、風評被害を招きかねない振る舞いを見逃すことなく、韓国政府に対して再発防止を強く訴えていってもらいたい。

 今回のポスターを巡っては、大会組織委員会も問題視している。国際オリンピック委員会(IOC)に対して、「福島県内の放射線量は国内外の主要都市と同程度であり、安全に懸念はない。汚染があると思わせる事実を歪曲(わいきょく)した表現を用いて、東京大会のエンブレムやオリンピックマークを無断使用している」と指摘した。

 IOCからは、「政治的な目的でのエンブレムの不正使用であり、団体には今後控えるよう申し入れた」と回答があったという。

 VANKは「日本のイメージを損なうためではなく、五輪参加者らの健康と安全を守るという公益のためパロディーとして作った」と主張し、政治的な意図を否定していると伝えられている。しかし、大会組織委の明快な論理とIOCが示した見解の前では、説得力は皆無といってよい。

 本県では、福島市のあづま球場で野球・ソフトボール競技の一部が行われる。大会組織委や県、県民から募ったボランティアらが、世界から訪れる人々を迎える準備を進めている。そのような中で、本県をおとしめるようなポスターをあえて作製することは、「嫌がらせ」としか思えない。

 このような悪意が感じられる行動を続けても、国際社会の中で得られるものは何もないだろう。

 来月26日には、本県のJヴィレッジから聖火リレーが出発する。国は、風評の払拭(ふっしょく)に向けて、改めて科学的知識に基づく正確な情報発信を粘り強く続けていかなければならない。

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February 14, 2020 at 06:43AM
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