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【3月18日付社説】新型コロナ・休校中の生活/リズム崩さず勉強や運動を - 福島民友

 新型コロナウイルスの感染防止のため、全国の小中高校などが一斉休校してから2週間が経過した。県内でも学校を再開する動きが出てきているものの、多くの学校では休校がしばらく続く見通しだ。子どもたちが、家庭や地域で健やかに過ごすことができるような目配りが必要になっている。

 県教委が県内の公立学校を対象にした緊急調査によると、小学生の約8割、中学生のほぼ全員が、日中は自宅や親族などの家で過ごしていることが分かった。子どもの居場所として開設している学童保育は、小学生の2割弱の利用にとどまっており、県教委は「できるだけ外に出ないという心理が働いているのだろう」と分析する。

 二本松市教委は、小中学生の保護者に対し、午後3時までは自宅学習の時間とするよう呼び掛けている。子どもたちに、登校時と同じような生活を維持してもらうのが狙いだ。担当者は「生活リズムが乱れると、学校が再開したときに対応できなくなる」と指摘する。各家庭で早寝や早起きなど規則正しい生活を心掛けたい。

 福島市のある小学校長は、休校期間を「自分で計画を立てて学習する習慣を身に付ける機会としてほしい」と訴える。時間をうまく使うためには、時間割を決めて勉強することが有効という。子どもたちには、勉強や読書などに集中する時間をつくり、有意義な休校期間を過ごしてほしい。

 県教委の調査では、各市町村教委から、子どもたちの間でゲームやネットなどを使う時間が増えていると報告があった。閉じこもりがちになる中で、運動不足を心配する声も上がっている。このため県教委は、各市町村教委に運動や遊びの場所として、体育館などの開放を検討するよう依頼した。

 国の専門家会議は、屋外で人と接触しない活動は、感染リスクが低いと指摘している。自宅や公園、グラウンドで縄跳びやジョギングなどを楽しむことは、健康の維持にも良いしストレスの発散にもつながる。一度に大人数で集まらないような配慮をした上で、積極的に体を動かすことが大切だ。

 その際には、周囲の理解が欠かせない。「休校中の子どもが出歩いている」などと目くじらを立てず、元気に過ごす子どもたちの姿を地域で温かく見守りたい。

 学校や地域の行事が中止になってがっかりしたり、感染が広がっている情報を見聞きして心配したりしている子どもがいるかもしれない。家族でお互いの気持ちを語り合うなどして、気分転換や不安の解消につなげることが重要だ。

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March 18, 2020 at 05:33AM
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