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北斗星(5月16日付) - 秋田魁新報

 未明の病室を見回ってチェックする。急変していないか―。患者の容体確認は看護師の重要な仕事だ。眠れないため最上階から抜け出した人を1階で見つけたとの話もある。命を預かる責任の重さを思い知らされる

▼看護師の服の色は今日、薄緑や青などさまざま。パンツスタイルが主流だ。ナースキャップは見ない。のりで固められ、点滴の管に引っ掛かる。毎日洗えず感染源となる恐れがある。そんな事情で随分前に消えたという

▼戴帽式は今でも残る。由利本荘看護学校ではクラスで考えた誓いの言葉を唱和。「一人ひとりの声に常に耳を傾け、寄り添う」。昨年の2年生のものだ。寄り添う一言にどれだけ元気づけられたか。入院経験者なら思い出すはずだ

▼新型コロナウイルスはこの仕事が感染の危険と隣り合わせであることを浮かび上がらせた。その中で、いち早く対策に取り組んだ感染管理のプロがいる。県央部で福祉施設や病院などを運営する法人の認定看護師、佐々木久美子さん(65)だ

▼海外情報を集めて防護具確保やマニュアル作成を先手先手で進めた。「正しい知識で判断すれば対策はシンプルになる」「トップはぶれないことが大切」。感染管理20年以上の人の言葉には説得力がある

▼39県の緊急事態宣言解除に「気を緩めると何かが起きかねない」と警鐘を鳴らす。今年は近代看護の基礎を築いたナイチンゲールの生誕200年。看護は高度化しながらも、その教えは脈々と受け継がれている。

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May 16, 2020 at 07:32AM
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