◆ネットで資金 収益を寄付
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浜松窓枠を支援するプロジェクトを提案したギズモさん＝浜松市で |
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新型コロナウイルスの感染拡大で休業状態が続くライブハウス「浜松窓枠」（浜松市中区）の危機を救おうと、地元アーティストらが収益を全額寄付するライブを企画している。インターネット上で資金を募るクラウドファンディングで呼び掛け、特典として限定グッズを贈るプロジェクト。アーティストと観客が一体となり、自分たちの「ホーム」を資金面で応援する。
プロジェクトは「ＳＡＶＥ ＯＵＲ ＨＯＭＥ（私たちの家を救おう）」。ライブ時期は未定だが、収束後に開催する。支援の返礼品として、ライブの参加券になるマグネットステッカーと限定のＴシャツやタオルを贈る。目標は二百五十万円で十四日現在、約百五十万円が寄せられている。
緊急事態宣言は静岡を含む三十九県で解除されたが、ライブハウスなどは集団感染の可能性があるとして自粛継続が呼び掛けられている。浜松窓枠でもイベントやライブのキャンセルが相次ぎ、三月の収入は八割減、四月以降はほぼゼロと厳しい状態が続いている。
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「皆さんの支援に支えられている」と話す浜松窓枠の上嶋潤社長＝浜松市中区板屋町で |
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そんな窮地を救おうと、二〇〇四年のオープン当初からライブを続けてきた浜松市在住の三人組音楽ユニット「Ｊａｍ９（ジャムナイン）」のギズモさん（３９）が、プロジェクトを提案。過去の出演者らも賛同し、これまでに十二組の出演が決まった。ギズモさんは「窓枠はアマチュアの時から僕らを育ててくれた。たくさんの恩がある『実家』を救いたい」と熱く語った。
「いつも支えてくれるのは、アーティストやお客さんだ」と感謝する浜松窓枠の上嶋潤社長（４２）。利用するアーティストは感染者の多い東京在住が多く、県境を越えて訪れる客もいて営業再開のめどは立っていないが「緊急事態宣言の解除などもあり、少しは光が見えてきた。ライブが開催できる日には、皆で喜び楽しみたい」と期待した。
クラウドファンディングは、六千八百円（返礼品の送料別）と八千八百円（同）の二種類。浜松窓枠のホームページから申し込みできる。
（坂本圭佑、大城愛）
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May 20, 2020 at 03:11AM
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地元アーティストら企画 「浜松窓枠」応援ライブ - 中日新聞
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