作家の北杜夫さんが旧制松本高校に入学したのは、今から75年前の太平洋戦争中だった。戦争終盤の混乱した時期で、入学は4月から8月に変更となっていた。東京の工場で学徒動員として働きながら入学を待っていた北さんは、空襲で工場と家が焼けてしまったのを機に一計を案じる
▼高校の寮に入ってよいとの通知を友人たちと偽造して、東京を離れることに成功した。松本でも工場勤務が続いたが、最初の休みの日に寮から近い山に登り、遠くに広がる、雪の残ったアルプスに見入ったという
▼空襲で死を身近に感じていた分、どっしりと構えるアルプスの清らかで重々しい姿が胸にしみたと、北さんはさまざまな作品で繰り返し書いている。快晴となったきのう、青空に映える吾妻山を見て、思い出した
▼大型連休がきょうで終わる。観光客や帰省客のラッシュもなく、飲み会はインターネットを通じて行うよう勧められる。異例の休みをどう過ごすかに苦心した
▼休業や休校の今後が分からず、生活のペースがなかなかつかめない人も多いだろう。連休中は暑い日が続いて、吾妻小富士の種まきうさぎもすっかり小さくなった。まずは、着実に進む季節に歩調を合わせていきたい。
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May 06, 2020 at 06:40AM
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【5月6日付編集日記】大型連休最終日 - 福島民友
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