なぜ「中止」ではないのか―。地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備計画について「プロセスを停止する」と河野太郎防衛相が述べた。「停止」という煮え切らない言葉が残念でならない
▼今回の「停止」理由は、本県、山口県の配備候補地で迎撃ミサイルを発射した場合、ブースター部分を安全な場所へ確実に落下させられないことが分かったため。これまでの地元への説明が事実に反していたのは甚だしい住民軽視だ
▼本県では配備候補地の選定における防衛省のずさんな調査ぶりが本紙報道で明らかとなり、先月には秋田市の陸上自衛隊新屋演習場への配備計画が断念されている。地元の理解を得られない住宅密集地と隣接した演習場であり当然だ
▼両県の配備候補地選定について、防衛省の誠実さを欠く姿勢が明らかとなった。「プロセス停止」は事実上の白紙撤回と受け止めてもよいのではないか。いや、そうあるべきだろう
▼地上イージス２基の取得費などは５千億円以上ともいわれる。運用開始は予定から大幅に遅れ、２０２５年以降の見通し。「時代遅れの代物になる可能性が高い」という厳しい指摘もある。そんな装備が果たして必要なのか
▼政府は本年度、新型コロナウイルス対策でかつてない規模の大型補正予算を２度にわたり成立させている。この際「爆買い」との批判がある地上イージスを見直し、その費用をコロナ対策に充てるのが国難に対処するまっとうな政治ではないか。
"日付" - Google ニュース
June 16, 2020 at 07:31AM
https://ift.tt/3hzGiYP
北斗星（６月１６日付） - 秋田魁新報
"日付" - Google ニュース
https://ift.tt/377vQTs
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "北斗星（６月１６日付） - 秋田魁新報"
Post a Comment