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【6月6日付編集日記】スマイル:編集日記:福島民友新聞社 みんゆうNet - 福島民友

 作品の中にセリフの声や劇中音楽を入れ込むことができるトーキー映画が広まる中で、チャプリンは人の声を入れることに消極的だった。必要最低限のセリフは声で残したが、話の重要な部分は字幕さえ見れば分かるようにしていた

 ▼劇中音楽も自ら手掛け、後にアカデミー作曲賞を受賞するほどだから、音への関心は強かった。しかし喜劇王がより大切にしていたのは、言葉の違いで思いが伝わらないのを避けることだった。だから音より動きや表情の細部にこだわった

 ▼「モダン・タイムス」の最後の場面が象徴的だ。不況の中で職場から追い出されてしまったヒロインに、チャプリンが口の両端を上げるよう身ぶりや手ぶりで促す。2人は笑みを浮かべて、荒れ野原を進んでいく

 ▼たくさんの人が青いスクリーンに見入ったのではないか。エアレースパイロットの室屋義秀さんがおととい、コロナ禍を一時でも忘れてもらおうと県内各地をプロペラ機で飛び、スモークで人の顔を何度も描いた

 ▼出来上がった顔は、どれも口角がきれいに上向き。見ている人の口元も自然とほころんだ。笑顔は時に、言葉より力強くメッセージを届けることができる。白い軌跡にそれを教えてもらった。

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June 06, 2020 at 07:22AM
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