久しぶりに男鹿市の入道崎を訪れた。灯台に登って海と半島のパノラマを楽しみ、周辺の草原をのんびり散策。連休中とあって家族連れなどの姿も多かった。広々とした空間で心地よい風に吹かれていれば新型コロナウイルスの感染の可能性は低いだろう。感染防止策で重かった気分も軽くなった
▼この地に最初の灯台が完成したのは1898(明治31)年。現在の灯台は戦後になって改築された2代目だ。120年以上、船の道しるべとなってきた。真っ暗な暴風雨の夜などに危険を乗り越えるには灯台の光が大きな力になる
▼コロナ禍の収束は見通せず、東京都をはじめ全国で感染拡大が著しい。一昨日は新規感染者が千人台に迫った。こんな時こそ信頼できる情報を発信し、灯台の役割を果たす存在が求められる
▼政府は「危機感を強めている」とする一方、東京の医療体制は「現時点で逼迫(ひっぱく)していない」と繰り返す。東京以外でも感染者過去最多が相次いでいる。本当に大丈夫なのか、いつまで感染拡大が続くのかなどの疑問に丁寧に答える姿勢が見えないのはどういうことか
▼安倍晋三首相は既に1カ月以上、記者会見や国会答弁を行っていない。自ら先頭に立って日々、最新の状況を説明し、判断の根拠とともに対策を示す時だろう
▼連休に合わせて始まった観光支援事業は直前まで方針転換が繰り返され、政府の迷走ぶりが際立った。人々が不安な日々を送る今、頼りになる灯を掲げることが政治の責任だ。
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July 25, 2020 at 07:10AM
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北斗星(7月25日付) - 秋田魁新報
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