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【8月14日付編集日記】家族の光景 - 福島民友

 「僕が生まれる日に、出先から駆け付けたお父さんが、つらそうなお母さんを見て何も手伝えることがなかったので看護士さんに、腰をさすると楽になると聞いて、それに命をかけたそうです」

 ▼只見中1年(発表当時)の渡部悠行さんが、両親から聞き書いた文章はこう続く。「その結果、お母さんは楽になりましたが、買ったばかりのパジャマは、毛玉だらけになったそうです」。何ともいじらしい、家族の特別な日の光景である

 ▼只見町など奥会津7町村では10年以上、人々の思い出を子どもたちが聞き書きする活動が続いている。渡部さんの一編は、今年出た「奥会津こども聞き書き集1」(只見川電源流域振興協議会編)に収録された

 ▼この冊子では11年前の聞き書きも再録されている。三島町の故五十嵐二三夫さんは戦時中、爆弾を抱いて戦車に突っ込む練習をした体験を孫の渉さんに明かし「一番つらがったごとは、生きることだな」と語った

 ▼ただ、五十嵐さんは「うれしいごどもあったわい」と言い「ここがにしゃのふるさとだっていうごどを忘れんな」と孫に言い聞かせた。コロナ禍で身動きの取りにくい夏だが、電話でもいい、家族の話に耳を傾ける時間を持ちたい。

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August 14, 2020 at 05:37AM
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