
日本ジオパークの一つ、熊本県の「天草ジオパーク」が、来年3月末で認定を返上することになった。全国に44ある中で返上は初。ケスタと呼ばれる独自の断層地形と火山地形が特徴で、全国でもいち早く2009年に認定されていた
▼天草市をはじめ関係3市町で毎年1千万円近く負担してきたが、旅行者などの交流人口が増えなかった。天草市長が会見で、返上の理由をそう説明した。国民の認知度が低くて金額に見合う効果がない、とも
▼一帯を含む「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が昨年、世界遺産に登録され、そちらの方に力を入れたい思惑もあるのかもしれない。いずれにせよ、先達の離脱に他のジオパークは大きな衝撃を受けたに違いない
▼日本ジオパークは貴重な地形や地質を生かした自然公園だ。県内にも「男鹿半島・大潟」「八峰白神」「ゆざわ」「鳥海山・飛島」の4地域がある。都道府県で四つもあるのは北海道を除けば本県だけ。存在感は際立っている
▼確かに世界遺産と比べると知名度はまだまだ。テーマが地質や地形と地味なこともあり、訪れた全ての人を魅了するのは簡単ではないだろう。それでも見どころを丁寧に分かりやすく伝えれば理解は深まるはずだ。それが何度も足を運んでもらうことにつながる
▼天草市長は10年たっても住民に浸透していないことも返上の理由に挙げていた。事業継続には行政の支援、さらには地元の盛り上がりが不可欠であると再認識した。
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November 27, 2019 at 07:50AM
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北斗星(11月27日付) - 秋田魁新報
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