冬に旬を迎える日本海の味覚の代表格といえば、本県ではハタハタやマダラだろう。ハフハフと熱々の鍋を味わうぜいたくはこの季節ならでは。他にもフグやアブラツノザメなどがあり多彩だ
▼江戸時代から大正時代にかけ、日本海での漁を支えた和船の一つに「川崎船」がある。越前や庄内など出航地によって形状は異なるが、いずれも沖合での操業に耐えられる頑丈な造りだった。全長8~12メートルと当時としては比較的大型だ。県内でも設計図が見つかっている
▼川崎船は各地の漁場を点々と巡り、水の補給時や荒天時には各地の浜に立ち寄った。「本荘の歴史」(旧本荘市発行)には「沿岸漁業用の小型船しか知らなかった人々にとって(立派な造りの船は)大きな驚きだった」と書かれている
▼時を経て現代。頻繁に現れるのは、北朝鮮籍とみられる木造船だ。「こんな小船で海を渡るなんて」と、こちらはその貧弱ぶりが人々を驚かせている
▼海上保安庁によると、本県で今年確認された木造船は22件(17日現在)に上る。ここ5年で最多だった昨年の30件に迫る多さだ。「決死の漁」を強いられるほど食糧難が深刻ということか
▼一昨年は北朝鮮の木造船が由利本荘市に流れ着き、男性8人が上陸した。沿岸部の住民は「工作員が紛れ込んでいるのでは」との不安にさらされているが、漂着が繰り返されれば、「また木造船か」と警戒心が薄れていきかねない。見掛けた場合は近寄らずに110番か118番を。
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December 19, 2019 at 07:34AM
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北斗星(12月19日付) - 秋田魁新報
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