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北斗星(1月7日付) - 秋田魁新報

 今年の「しぶんぎ座流星群」は4日夜から5日未明が見頃だったようだ。ただ東日本の日本海側は当日、雲に覆われるあいにくの天候で観察しづらく、肉眼では拝めなかった。天文ファンは観測できただろうか

▼流星は彗星(すいせい)や小惑星から宇宙空間に放出されたちりが地球の大気圏に入った際に燃えて光る現象。しぶんぎ座流星群は流星の数が多いことから8月の「ペルセウス座流星群」、12月の「ふたご座流星群」と並んで三大流星群に数えられる

▼秋の夜空を彩る「オリオン座流星群」の母体となっているのはハレー彗星。76年周期で太陽を周回する。1986年に地球に接近した際は大きな話題になった

▼きっかけは前年の85年に文部省宇宙科学研究所(現宇宙航空研究開発機構=JAXA)が探査機「さきがけ」を打ち上げたこと。日本で初めて地球の重力圏を脱したロケットに搭載されたさきがけが、ハレー彗星に接近するとの報道が相次ぎ、天文ファンならずとも興味を駆り立てられた

▼さきがけのロケットは、能代市の実験場で燃焼試験が重ねられた。83年の日本海中部地震で実験場が壊れ、彗星の接近に間に合うか心配されたものの、多くの研究者や技術者の奮闘により打ち上げは成功。後の「はやぶさ」「はやぶさ2」など日本の小惑星探査の礎を築く

▼宇宙開発は試行錯誤の連続。一朝一夕にとはいかない。目当ての流星群は見えなかったが、新年の夜空を眺めつつ、そんな歴史にも思いをはせてみた。

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January 07, 2020 at 06:26AM
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