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【5月17日付編集日記】最後の聖地巡礼 - 福島民友

 「今はじっとやり過ごすだけかな」。県議会の生き字引と言われ、事務方で長年勤めた中村勉さんの会員制交流サイト(SNS)に残された最期の言葉だ。退職後は自らがんと闘いながら、患者と家族の支援に取り組む「ひいらぎの会」で精力的に活動してきた

 ▼病床からも、支援団体の会報作りに気をもんだ。「最後まできちんと仕上げようと努力したけど、今の体調や発行日のことを考えると中途半端な状態でどなたかに引き継ぐしかない。本当に申し訳ない」と無念さをつづった

 ▼在任中は、県の不正支出問題や談合事件、そして東日本大震災と東京電力福島第1原発事故があった。県議会の重要性を誰よりも認識し何があっても動じない姿勢は、すごみさえ感じさせた

 ▼治療の合間を縫い、昨年暮れにエルサレムなどを旅して楽しそうな笑顔を見せていた。新型コロナウイルスがまん延する前に海外に行けたのは何よりだった。ただコロナ禍が去った後の世界も見たかったに違いない

 ▼中村さんが入っていた会ではサプリメントや民間療法などに頼らず、がん患者同士が交流し適度な運動や生きがいを持つことで免疫力を高めることを目指した。今の時代を生きるヒントにもなろう。

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May 17, 2020 at 06:36AM
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