映画では逃亡者が主人公ということも多い。スティーブ・マックイーンさん主演の映画「大脱走」は、連合軍の兵士たちがナチス・ドイツの捕虜収容所で監視の目を盗み、トンネルを掘って逃げ出す物語だ
▼ハリソン・フォードさんが主演した「逃亡者」では、主人公は無実の罪を晴らすために警察から逃げる。どちらの作品も捕まるか逃げ切るか、手に汗を握るシーンの連続だった
▼この人が逃亡するとは思いがけなかった。前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告である。金融商品取引法違反などで起訴され、海外渡航禁止の条件で保釈中に日本を出国。今はレバノンにいる
▼出国記録はなく偽名パスポートを使った疑いがあるという。プライベートジェット機を使い、楽器の箱に隠れたとか米陸軍特殊部隊の経験者が関与したとか、情報が飛び交う。随分と大仕掛けで映画のようだ。出国の経緯や方法の解明が急がれる
▼レバノンには身柄を日本に引き渡す意思はないという。公判の場で罪があるのかないのかしっかり決着を付けることができなければ日本の司法制度への信頼が大きく損なわれる。事態の打開に向け検察側には知恵を絞ってもらいたい
▼ゴーン被告にしても自ら身の証しを立てる機会を捨てたことになるだろう。そう思っていたら、昨年の暮れに東京で米国の映画プロデューサーと会っていたという話が出てきた。裁判での勝利は諦め、映画のヒーローになる気だろうか。ヒットするとは思えない。
"日付" - Google ニュース
January 05, 2020 at 07:38AM
https://ift.tt/39Hs1oX
北斗星（１月５日付） - 秋田魁新報
"日付" - Google ニュース
https://ift.tt/377vQTs
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "北斗星（１月５日付） - 秋田魁新報"
Post a Comment