関西電力の金品受領問題で経済産業省が業務改善命令を出した際に、職員が手続きのミスを隠すために意図的に文書の日付を変えていた問題で、梶山経済産業大臣は法律に違反する可能性もあるとして警察に報告したことを明らかにしました。
経済産業省では、先月関西電力に業務改善命令を出した際、電力・ガス取引監視等委員会に事前に意見を聞いていなかったという手続きのミスを隠すため、担当職員が上司の承認を得たうえで意図的に文書の日付を変えていたことがわかっています。
これについて、3日の衆議院の経済産業委員会で虚偽公文書作成の罪にあたるのではないかと指摘されたのに対し、梶山経済産業大臣は「刑法犯との関係について指摘される可能性のある事案については警察に報告していて、今回も報告をした」と述べ、警察に報告したことを明らかにしました。
一方で、梶山大臣は「業務改善命令の内容を書き換えたり、ゆがめたりするなどの行為は行われておらず、告発を行うまでの高い違法性があるとは考えていない」と答え、告発する考えはないと述べました。
この問題で経済産業省は、監督責任があったとして安藤久佳事務次官と資源エネルギー庁の高橋泰三長官を厳重注意処分としたほか、関係した職員５人を戒告や訓告などで処分しました。
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April 03, 2020 at 10:22AM
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経産相「警察に報告した」職員がミス隠すため文書の日付変更で - NHK NEWS WEB
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