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【5月29日付編集日記】鍾馗さま:編集日記:福島民友新聞社 みんゆうNet - 福島民友

 新型コロナウイルスの感染拡大以来、日本は古来から繰り返し感染症に苦しめられてきたことが多くの人に知られるようになった。人々は医学の知識が現代ほどはない中、さまざまな方法で病を撃退しようとした

 ▼奈良時代から繰り返し流行した天然痘では、病人に赤い服を着せるなどして治癒を願った。赤色には病がやって来るのを避ける働きがあると信じられていた。東大寺の大仏もこの病が収まるようにとの願いを込めて建立されたものだ

 ▼端午の節句の絵のぼりなどに描かれる、大きい目が特徴的な「鍾(しょう)馗(き)さま」も元々は感染症からの守り神だったという。緊急事態宣言の解除で、少し遅れて節句の調度品の展示を始めたいわき市暮らしの伝承郷で教えてもらった

 ▼唐の玄宗皇帝がマラリアにかかり瀕死(ひんし)の状態となった時、夢の中に鍾馗さまが現れ、悪さをする鬼を捕らえた。皇帝が目を覚ますと、熱はすっかり下がっていたことから、信仰を集めるようになった

 ▼現代でも感染症との闘いは一筋縄ではいかないが、「3密」を避けるなどの取り組みで感染者は減ってきている。しかし、油断はまだまだ禁物。一人一人が鍾馗さまになったつもりで、ウイルスの反撃を抑え込みたい。

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May 29, 2020 at 06:51AM
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