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【6月19日付編集日記】広瀬座:編集日記:福島民友新聞社 みんゆうNet - 福島民友

 施設内で上演される大衆演劇が人気を集めていた伊達市の温浴施設が8月末で閉店する。新型コロナウイルスの影響などで利用者が減ったことが要因という。大浴場はもちろん、なかなか観賞する機会がない演劇の場が失われることは残念だ

 ▼同市梁川町の広瀬川沿いにあった芝居小屋「広瀬座」もかつては貴重な演劇の場だった。伊達地方は絹の原料となる蚕糸の産地として栄えた。広瀬座も蚕糸業で潤ったまちの有志により明治時代に建築された

 ▼舞台は奈落や花道などの装置を備え、住民らは観劇を楽しんだ。時代は移り、演目はやがて演劇から映画へと代わったが、庶民に数少ない楽しみを提供するという役割は不変だった

 ▼1986年の8・5水害で広瀬川が氾濫し、広瀬座は福島市に移設された。現存する明治の芝居小屋は国内に数えるほどだ。歴史的建造物は維持するのも大変だが、現在放送中のNHKの朝ドラ「エール」でも主人公が作曲した作品を初めて披露する大事なシーンで使われた

 ▼広瀬座は約120年間、2度の大戦や洪水などの苦難を耐え抜いたいぶし銀の劇場だ。演劇界はコロナ禍で苦難にあえぐ。映画やドラマのロケ以外にも、本来の役割を託してみたい。

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June 19, 2020 at 06:43AM
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