
秋田市のスーパーの野菜売り場で「嶽(だけ)きみ」を見つけた。青森県弘前市の岩木山麓で栽培される人気のトウモロコシだ。1本200円ほどと、県内産よりやや高め。ブランドの力だろう
▼早速ゆでて食べてみると期待を裏切らない甘さ。もっとも採れたての地物もこれにひけをとらない良い味だった。夏の味覚の一つだが、いましばらくは楽しめそうだ
▼トウモロコシを「きみ」と呼ぶのは秋田弁、津軽弁とも共通だ。岩手出身の知人も同じ呼び方をしていた。「とうきび」を省略し「きび」と呼ぶ地域もある。「きみ」はその「きび」の音が変化したらしい
▼青森の地元紙に朝採れの嶽きみ100本を東北新幹線で輸送したという話題が載っていた。東京駅構内の産直市で販売されたそうだ。トウモロコシは鮮度が味を左右する。朝採れと聞いただけで食べたくなる
▼「もったいないばあさんの知恵袋」(真珠まりこ著、講談社)では、さまざまな節約のヒントを披露している。トウモロコシの項では「ひげも捨てないで」と、お茶にしたり、素揚げにしたりといった利用方法を勧めていた。新鮮さあってのひげの利用だろう
▼県内ではトウモロコシやエダマメなど季節限定の直売所を目にする。農家の個人名、農場名を冠した名称で販売しているのが楽しい。嶽きみも直売が人気を呼び、販路を広げてきたようだ。地域であれ、団体・個人であれ、まずは味と名称を覚えてもらい、将来のブランド化を目指してほしい。
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August 31, 2020 at 07:06AM
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北斗星(8月31日付) - 秋田魁新報
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