MLB機構は18日(日本時間19日)、メッツのロビンソン・カノ内野手(38)に対し、禁止薬物のスタノゾルを使用したとして、2021年のシーズン1年間(162試合)の出場停止処分を科したことを発表した。この間、2400年ドル(約26億4000万円)の年俸は支払われない。

カノは2018年5月にも、禁止薬物のフロセシドを使用し、80試合の出場停止処分を受けた。

05年にヤンキースでデビューしたカノは、マリナーズ、メッツの3球団で通算16年間プレーし、現役3位の2624安打、同6位の334本塁打をマーク。松井秀喜、イチロー、岩隈久志ら日本人選手の同僚としても知られ、オールスターに8回出場するなど、幅広い人気を集めてきた。

なお、メッツとカノとの間には、2023年まで各年2400万ドルの契約が残されている。