朝の散歩、晴れた日にはカサカサと伴奏を奏で、夜半の雨の後はアスファルトと靴の間でしっとりクッション材になってくれる。落ち葉の季節が真っ盛りだ。「落葉道掃きしめりたる箒(ほうき)かな」(杉田久女)
▼ちょっと待てよ、ここは学校脇の通学路。落とし主は校庭を彩った木々だ。見渡せば校庭も道も落ち葉を掃いた様子はなく、葉っぱは風に吹かれるまま舞い上がる。追う子どもたちの姿が見当たらずに気に掛かる
▼童謡「たきび」の世界は遠い昔のことになったが、授業や清掃で落ち葉を拾い集めるのは楽しい時間だった。なぜ葉は落ちるのか?の問いは自然の循環を考える絶好の教材とされるし、除染もとっくに終えている
▼子どもと自然との間に隙間風かと心配になる中、西郷村の熊倉小の取り組みは興味深い。地域住民とPTAとで安全な学校林「くまっこの森」を整備し、学校は放射線教育を実践し生きる力を子どもたちに授ける
▼学ぶ意欲を導くには受験問題に出すのが近道といわれる。落ち葉と受験はどうにも相性が悪そうだが、せめて放射線の知識は大学受験にどしどし出題してほしい。ふくしまの生活環境も産品も、今は安全だと国の隅々にまで知れ渡るに違いない。
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November 24, 2019 at 07:06AM
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【11月24日付編集日記】落ち葉:編集日記:福島民友新聞社 みんゆうNet - 福島民友
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