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【8月13日付社説】熱中症/水分と室温調節で命守ろう - 福島民友

 厳しい暑さが続いている。福島地方気象台によると、向こう1週間、県内は気温が高い状態が続き、各地で最高気温が30度以上になる見通しだ。厳重に警戒し、熱中症予防に最善を尽くしたい。

 熱中症は、気温や室温が高い場所で、体温の調節機能がうまく働かなくなり発症する。めまいなど軽いものから、意識障害など重い症状まであり、対応を誤ると、命に危険が及ぶ。

 県によると、今年の県内の熱中症による救急搬送人数は、9日時点で392人に上る。このうち75歳以上が182人で、65歳以上の高齢者が全体の6割を占める。

 今年に入り、4人が熱中症とみられる症状で亡くなっている。福島市や伊達市梁川で38.2度を観測した11日には、広野町で80代男性が水田で倒れているのが見つかり、搬送先で死亡が確認された。ほかの3人も畑などの屋外で倒れた状態で見つかった。

 例年、お盆の時期は墓参り中に体調不良を訴え、救急搬送される人がいる。ここ数日のような酷暑では、不要不急の外出を避け、農作業や墓参などはできる限り、気温が下がった早朝などの時間帯に済ませることが肝心だ。

 家の中にいても室温や湿度が高いと、熱中症のリスクが高まる。県内の搬送者のうち、ほぼ半数が自宅などの住居内で発症した。体温調整機能が低下した高齢者などは、屋内にいるから大丈夫と油断せず、エアコンなどで室温を適切に調節することが欠かせない。

 こまめな水分や塩分の補給が最も有効な対策だ。環境省によると、日常生活で取る水分のうち、飲料として摂取が必要な量は1日当たり1.2リットルとされる。喉の渇きを感じる前に飲み、起床時や入浴前後も補給することが大事だ。

 特に今年はコロナ禍での熱中症対策になる。環境省と厚生労働省は、「新しい生活様式」での熱中症予防の行動として、高温時は人との距離を十分に確保してマスクを外すことや、エアコン利用時でも、こまめに窓を開け、換気することなどを呼び掛けている。距離の確保に役立つ、日傘の活用も効果が期待できる。

 車で外出した際も警戒が必要になる。日本自動車連盟(JAF)によると、気温35度の炎天下で駐車した車内はエンジン停止後、15分で人体に危険なレベルに達した。日陰でも車内温度は急上昇する。駐車場所にかかわらず、外気温が高い場合はリスクが高まり、命を脅かす。わずかの間でも、車内に子どもやペットを残して離れるのは大変危険な行為だ。

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August 13, 2020 at 06:55AM
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