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<新型コロナ>活躍の場つなぎ生配信 アーティストとライブハウス 浅草の川辺さんが仲立ち - 東京新聞

「銀座TACT」での桐生大輔さんのライブ。手前は、配信用ビデオカメラのモニター

「銀座TACT」での桐生大輔さんのライブ。手前は、配信用ビデオカメラのモニター

 新型コロナウイルスの影響で多くの客を入れられないライブハウスと、活躍の場を求めるアーティストを結び付け、生配信を定着させるプロジェクトを、一般社団法人日本インターネットテレビ協会(江東区)が始めた。台東区浅草在住の川辺保弘代表理事(69)は、「それぞれの収入減を少しでもカバーしてもらえれば。つぶれてほしくない」と下町の世話焼き精神で仲立ちに意欲を示す。(井上幸一)

 「会場のお客さま、そしてライブ配信でご覧のお客さま…。バンドのライブは三月二十五日以来です」。先月下旬の土曜日の昼、銀座(中央区)の老舗ライブハウス「銀座TACT」で、プレスリーの曲などを歌うアーティストの桐生大輔さんが、配信用カメラに語りかけた。

 協会がサポートしたライブ配信の第一弾。会場での観覧料四千五百円に対し、配信の視聴料金は三千円だった。

 銀座TACTは一九五八年に開業し、淡谷のり子さん、ペドロ&カプリシャス、RCサクセションなど、名だたる面々がステージに立ってきた。

 コロナで五月まで休業、再開後も従来通りの興業は入らず、席数制限もあって、田口富一(とみかず)店長は「厳しい状態は続いている」と明かす。

 ネットテレビの「ODAIBA TV」で音楽番組も配信してきた川辺さんは、「老舗の小屋には、ネオンサインのロゴにも魅力がある」と、格式あるライブハウスの価値を強調する。

 今回、銀座TACTのほか、東京タワーClub333(トリプルスリー)、ラドンナ原宿などの老舗と提携した。アーティストを仲介して生配信を行い、配信業者への手数料を除いた売り上げ分を、ライブハウス、アーティスト、協会で三分割する仕組みをとる。

 生配信の際にはネットの「投げ銭」システムで、ファンに支援を要請。ライブの模様はダイジェスト版を作成してネットテレビで流し次の生配信ライブのPRに活用する。川辺さんの取り組みに、桐生さんは「ライブが生きがいなお客さまがいる。ステージをなんとかやる方法を考えてくれているのがうれしい」と感謝する。

 次回の配信予定は二十七日、Club333からの竹本孝之さんのライブ。チケットは「ツイキャス公式ストア」のサイトから購入できる。十一月には麻倉未稀(みき)さんのライブを配信予定。

 「アーティストはライブハウスを選べ、ライブハウスはアーティストに合った対応ができる。相乗効果が生まれる」と川辺さん。全国展開を視野に、プロジェクトに参加するライブハウス、アーティストを募集している。連絡先は、川辺さん=電080(9190)7663=へ。

「銀座TACT」に設置された配信用のブース。3台のカメラからの映像を切り替える=いずれも中央区で

「銀座TACT」に設置された配信用のブース。3台のカメラからの映像を切り替える=いずれも中央区で


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