混雑ぶりで新米シーズン到来が分かる場所がある。田園地帯にほど近い秋田市近郊の住宅地にあるコイン精米所が並ぶ一角。1週間前、駐車場は満車だった
▼新米、それも精米したては味も格別だ。精米所脇の地面にこぼれたコメをついばむスズメやハトの姿が見えた。そんな鳥たちの行動もこの季節らしい光景だ
▼スーパーの店頭には県産「あきたこまち」の新米が並ぶ。県民の多くがこまちを当たり前に食べているのは、ぜいたくなことかもしれない。長く人気銘柄の座にあるが、近年の新銘柄ラッシュで消費地での競争は一層激しさを増している
▼県オリジナル新品種米の「秋系821」が2年後に高級ブランド米として市場デビューする。名称は賞金100万円で公募され、約25万件の名称案から最終候補が選ばれた。「秋うらら」「あきてらす」「秋の八二一(はちにいいち)」「稲王(いなおう)」「サキホコレ」「べっぴん小雪」の6候補だ
▼この中から消費者アンケートも参考に、近く佐竹敬久知事が決定する。6候補についてはちまたに賛否の声があり、県議会では「インパクト不足」との指摘もあった。「あきたこまち」命名の際には「あきこまち」も有力案で、県とJAが激論の末、発表の直前になって決まった。名称の重みを伝える逸話だろう
▼新品種は深い甘みや粘り、ふっくらとした食感が特長。それにふさわしい名称選びは大変だ。県民の関心が高く、さまざまな意見がある中での命名は大きな責任を伴う決断であろう。
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October 10, 2020 at 07:22AM
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北斗星(10月10日付) - 秋田魁新報
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