◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 最終日(22日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6545yd(パー71)
20歳のルーキー古江彩佳が2週連続優勝を飾り、昨年のアマチュアVを含めて早くもツアー通算4勝目を挙げた。2021年まで続く長丁場のシーズンにあって、出場13試合で3勝として勝率は23%まで上昇。獲得賞金でも笹生優花に次ぐ2位につける。1988年のツアー制度スタート以降、歴代賞金女王の勝率を振り返ってみた。
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20%超えは10年間で3人だけ
昨季出場25試合で7勝を積み重ねた鈴木愛の勝率28%が、近年では最高。同じ7勝(出場32試合)をマークし、国内男女ツアー史上最高額の2億3049万7057円を稼いだ2015年のイ・ボミ(韓国)でも21.8%だった。20%超えは直近10年で3人と高いハードルになっている。
2019年 鈴木愛 28%(25戦7勝)
2018年 アン・ソンジュ 18.5%(27戦5勝)
2017年 鈴木愛 6.8%(29戦2勝)
2016年 イ・ボミ 17.8%(28戦5勝)
2015年 イ・ボミ 21.8%(32戦7勝)
2014年 アン・ソンジュ 20%(25戦5勝)
2013年 森田理香子 11.4%(35戦4勝)
2012年 全美貞 13.3%(30戦4勝)
2011年 アン・ソンジュ 19%(21戦4勝)
2010年 アン・ソンジュ 14.8%(27戦4勝)
不動裕理が10勝で驚異の4割
年間10勝をマークした2003年の不動裕理はまさに伝説の域。24試合に出場し、ツアー制施行後では断トツの数字となる41.6%をたたき出した。続く2004年も23戦7勝で30.4%。このシーズンの不動を最後に、勝率30%を超える賞金女王は出ていない。
2009年 横峯さくら 18.1%(33戦6勝)
2008年 古閑美保 12.1%(33戦4勝)
2007年 上田桃子 17.2%(29戦5勝)
2006年 大山志保 14.2%(35戦5勝)
2005年 不動裕理 25%(24戦6勝)
2004年 不動裕理 30.4%(23戦7勝)
2003年 不動裕理 41.6%(24戦10勝)
2002年 不動裕理 15.3%(26戦4勝)
2001年 不動裕理 16%(25戦4勝)
2000年 不動裕理 22.2%(27戦6勝)
ツアー制初期は福嶋晃子が突出
ツアー制開始から10年間では1997年に勝率25%(24戦6勝)だった福嶋晃子が際立つ。ツアー制以前で試合数が増加した時期に目を移すと、1973年の樋口久子が50%(14戦7勝)、岡本綾子は米ツアー本格参戦前の1981年に28.5%(28戦8勝)を記録している。
1999年 村口史子 10.7%(28戦3勝)
1998年 服部道子 18.5%(27戦5勝)
1997年 福嶋晃子 25%(24戦6勝)
1996年 福嶋晃子 7.1%(28戦2勝)
1995年 塩谷育代 17.2%(29戦5勝)
1994年 平瀬真由美 13.7%(29戦4勝)
1993年 平瀬真由美 10%(30戦3勝)
1992年 塩谷育代 3%(33戦1勝)
1991年 ト阿玉 5.5%(36戦2勝)
1990年 高村博美 9%(33戦3勝)
1989年 ト阿玉 13.8%(36戦5勝)
1988年 吉川なよ子 16.1%(31戦5勝)
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