本格始動から4季目でサッカーの日本フットボールリーグ(JFL)への扉を開いた、いわきFC(東北社会人リーグ1部)の健闘を、まずはたたえたい。
いわきが、22日にJヴィレッジで行われた全国地域チャンピオンズリーグ(地域CL)決勝ラウンド第2節で、おこしやす京都AC(関西リーグ1部)を1―0で下した。勝ち点を6とし最終戦を待たずに2位以上が確定、JFLへの昇格を確実にした。
昇格は、12月のJFL理事会を経て正式に決まる。
10月の全国社会人選手権(全社)で敗れた京都を相手に、雪辱を期すいわきは、前半から試合を優位に進めた。後半開始まもない時間帯で、相手GKが大きくはじいたボールを、MF日高大選手が逃さず捉え先制ゴールを決めた。これが決勝弾となった。
「魂の息吹くフットボール」をテーマに、チームは持ち味の「90分間走り続けるサッカー」に磨きを掛けてきた。強豪がそろう地域CLで1次ラウンドから一戦ごとに調子を上げ、大舞台で結果を出した選手たちの力は、今大会随一と言ってもいいだろう。
いわきは今季、奪われたボールを5秒で取り返し、8秒でシュートに持ち込む「5秒8秒ルール」を導入した。今季参戦した東北社会人リーグ1部は、無敗で優勝を飾った。全国の地域リーグなどに所属するアマチュアクラブのナンバーワンを決める全社は、前年に続き3位入賞を果たし、目標に向け着実に上り詰めてきた。
JFLには、今年の天皇杯でJ1リーグのチームを相手に善戦し8強入りしたホンダFCはじめ、力のあるチームがひしめく。激しい試合が続き、転戦の日程も厳しくなってくる。いわきには、JFLで好結果を残せるよう、さらに力を蓄えてほしい。
22日の試合では、平日の午前中にもかかわらず、多くのサポーターがスタンドから熱い声援を送った。過酷な戦いを支えてくれるサポーターの存在は大きい。JFL昇格を機にチームへの関心が高まり、サッカー場に足を運ぶ人が増えることを期待したい。
地域とともに歩むいわきFCは、「いわきを東北一の都市にする」という理念を掲げる。スポーツを通じていわきを元気にしようと、イベントで市民らと交流を図り、子どもたちの育成にも力を入れている。
いわき市は、台風19号で大きな被害を受けた。復旧に向けた歩みが続く中、市民を勇気づけてくれる昇格となったはずだ。
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November 23, 2019 at 06:43AM
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【11月23日付社説】いわきFC昇格/地域と歩んで次のゴールを - 福島民友
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