郡山市の東部にある阿久津地区でいま伝統野菜「阿久津曲がりねぎ」の苗植え作業が終盤を迎えている。地区内を歩くと、まるで畑に整列しているかのような小さなネギの姿が見られる
▼阿久津曲がりねぎは120年ほど前、富山の薬売りが持ってきた「加賀ネギ群」の種をまいて栽培したのが始まりとされる。その名の通り、曲がっているのが特徴だ。春に植えたネギを夏場に掘り起こし、斜めに植え替える作業「やとい」をするため独特の形になる
▼やといをするには理由がある。生産農家の橋本昌幸さんによると、同地区の畑は栽培に適した土が少ないため、少量の土でもネギの白く柔らかい部分を増やす工夫という。やといは重労働だが、特有の甘みと柔らかさも引き出してくれる
▼14世帯が約3ヘクタールで栽培しているが、昨年はほとんど出荷できなかった。収穫直前、東日本台風で阿武隈川があふれて多くの畑が浸水し、ネギが水に漬かったためだ。生産者の無念さはどれほどであっただろう
▼栽培の再出発を迎え生産者らは「ネギは地域の文化でもある。途絶えさせてはいけない」と汗を流す。苦難を乗り越え、手間暇をかけて育てられたネギは例年にも増して、うまくなりそうだ。
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June 14, 2020 at 06:42AM
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【6月14日付編集日記】阿久津曲がりねぎ - 福島民友
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