距離を表す単位の「一里」が3.92キロになったのは約130年前、明治政府が法令で定めてからのことだ。江戸時代以前、地域によっては徒歩での時間を加味していたとの説もあり、実際の距離は統一されていなかった
▼江戸後期に刊行された旅の手引書「旅行用心集」には著者の八隅蘆菴が会津地方を旅した紀行が載っている。会津若松から熱塩(現・喜多方市)まで「七里余」など各地への距離が書いてあり、旅人には貴重な情報になったようだ
▼只見町と新潟県三条市にまたがる峠道「八十里越」は道が険しく、一里が十里にも感じるのが名称の由来とされる。47年前から車が通れない区間などの工事に入り、目標の2023年度の開通に向け、地元住民の期待が高まる
▼両市町と南会津町は八十里越を軸に、観光と地域づくりのプランを提案する円卓会議を新設した。観光やIT分野などで活躍する多彩なメンバーの意見をもとに、観光資源の掘り起こしを進める
▼先人が容易に越せなかった峠道が10カ所以上のトンネルと橋の建設で生まれ変わる。雄大な自然が広がる沿線地域では多くの魅力が出番を待っているはずだ。新潟と南会津が連携して描く「八十里」の未来が楽しみだ。
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June 17, 2020 at 07:07AM
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【6月17日付編集日記】八十里越 - 福島民友
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