農道を散歩中、角を曲がると、稲穂の中から1匹の柴犬が現れた。あまりに突然で、相手も驚いたように大きく跳ね上がり、前傾姿勢を保ったまま、こちらをじっとにらみつけた
▼よく見ると首輪が付いていない。飼い主から逃げ出してきたのか。小さくうなり続け、警戒した様子で周囲を動き回る。近くを通った車の音に反応して走り去ったが、離れた場所から縄張りを監視するように見ていた
▼「少年と犬」で直木賞を受賞した馳星周さんの短編集「ソウルメイト」にある「柴」は東日本大震災の津波で飼い主の母から離れ、原発事故による避難区域で野生化した柴犬を捜し出す息子の物語だ。やせ細った犬を抱きしめ「もう大丈夫だ」と語り掛ける息子の言葉が印象的だ
▼ペットフード協会の調査では国内で犬が880万匹、猫が978万匹飼育されている。犬は「集合住宅で禁止」などの理由で減っているが、飼育世帯数は715万世帯と猫の552万世帯を大きく上回る
▼家族の一員として大切に飼われている犬が大半だが、県内では2年前に700匹以上が所有者不明などで引き取られ、100匹以上が殺処分された。26日まで動物愛護週間。かけがえのない小さな命を守ろう。
"日付" - Google ニュース
September 22, 2020 at 06:40AM
https://ift.tt/3iMWZAi
【9月22日付編集日記】動物愛護週間 - 福島民友
"日付" - Google ニュース
https://ift.tt/377vQTs
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "【9月22日付編集日記】動物愛護週間 - 福島民友"
Post a Comment